【INC Feb 使用構築】コケコライチュウ+ゼルネオーガ大反省会《最終1643》
初めまして。エトルといいます。
今回それなりに真剣に取り組んだムーンシリーズで惨敗してしまいました。
ウルトラシリーズをやる前にしっかりと反省点を洗い出して自身の成長に結びつけたいと思い、また同じように惨敗した方と原因を共有おきたいと思いブログに残すことにしました。
◇ 使用構築 《コケコライチュウ+ゼルネオーガ》
◇ コケコライチュウ+ゼルネオーガ
INC Novではイベオーガを使用し1700越えをすることができました。
サイコシードイベルタルの追い風やはたきおとすでサポートしたあと、眼鏡オーガで相手を一掃するという明確な勝ち筋があり使いやすかったです。しかしINC Novでは凍える風+追い風でS操作をしてくる相手に勝てませんでした。常に相手に上を取られてしまい眼鏡オーガを通せません。
サンルールでの反省から、強力な伝説ポケモンが後出しされるGSルールにおいてはわずか3ターンで切れてしまう追い風に頼るよりも相手のSランクを下げてる戦法の方がよいと考えました。
そこで今回のムーンシリーズで注目したのがアロライZの確定麻痺。
エレキフィールド下でほとんどのポケモンを上から守る貫通で麻痺にし、S操作をできるのが魅力的でした。そのため相方にカプ・コケコは確定。S操作を2体に任せたためイベルタルは役割がなくなり、コケコライチュウで盤面を整えてGSの王であるジオコンゼルネアスとスカーフカイオーガを通していく、というのが基本コンセプトに固まりました。
◇ ヒコウZランドロス
コケコライチュウはグラードン相手には選出できません。耐久の低いコケコライチュウが倒されたあとにサイクルを回され、晴れ状態を解消できずカイオーガを通せません。HDグラードンが増えていたのも気になりました。
またコケコライチュウ+ゼルネオーガはモロバレルをはじめとした草タイプを呼びまくります。雨下での対草タイプとなるのでガオガエンではパワー不足です。飛行タイプで倒すのがよいと考えました。
その2点を解消するために採用したのがヒコウZランドロス。
ジメンZに比べるとランドロスの単体性能は落ちますが、スカーフカイオーガの天敵たちを吹き飛ばしてくれるのでこのパーティーにはあっていました。また、通りのよいヒコウZで大雑把に削りゼルネオーガ圏内に入れておく動きも強かったです。初見殺し感もあり、相手のプランを崩せます。
◇ 個別解説
【10まんボルト、ひかりのかべ、アンコール、ねこだまし@アロライZ/サーフテール】
135-×-70-147-106-178 (C252,D4,S252 おくびょう)
アロライZの確定麻痺に加え、ひかりのかべやアンコールでゼルネアスのジオコンのサポートをします。特性サーフテールのおかげで基本的にはほとんどのポケモンの上を取ることができ、壁張りやアンコールのおかげで相手の動きを制限できます。
ねこだましは打つ機会は少ないです。ねこだましで封じるよりもアロライZを積極的に撃っていく方が強いです。
耐久が全くと言っていいほどありませんが(Aに少し振ったガオガエンの蜻蛉で落ちます。。)、早めに落としてもらいゼルネオーガを降臨させたいのでCS振りとしました。
カプ・コケコ
【10まんボルト、ボルトチェンジ、エレキネット、ほえる@きあいのたすき/エレキメイカー】
145-×-105-147-96-200 (C252,D4,S252 おくびょう)
基本的にはエレキネットでS操作をします。麻痺+エレキネットの動きができればその後ゼルネオーガが簡単に通せます。
また、この構築はトリル軸がキツイです。何が何でもトリルを張らせないよう「ほえる」を採用しました。コケコに搭載するメリットはまず読まれません。トリルで劇アドを取れると思っている相手の意表をついてプランを崩せます。何度も何度もルナガエンの並びに対しルナアーラを吠え飛ばしました。ガオガエンから飛んでくるねこだましはライチュウのねこだましで防ぎましょう。
行動保障のためきあいのたすきを持たせました。
【しおふき、ねっとう、こんげんのはどう、かみなり@こだわりスカーフ/あめふらし】
184-×-111-188-183-142 (H184,B4,C4,D182,S252 ひかえめ)
HD:ひかえめゼルネアス(C201)のC+2ムーンフォース最高乱数以外耐え
耐久に振ったスカーフカイオーガです。
火力はやや心もとないですが、コケコライチュウである程度削っているため特に問題なかったように感じます。
ゼルネアス
【ムーンフォース、マジカルシャイン、ジオコントロール、まもる@パワフルハーブ/フェアリーオーラ】
221-×-115-198-118-135 (H156,C228,S124 ひかえめ)
バルドルさんの調整を採用
コケコライチュウのサポートを受けて暴れる今回のメインアタッカー。後発で積むこと前提のため最速である必要はないと考えました。あらゆる対策がされているとはいえやはりゼルネアスは強かったです。
【フレアドライブ、バークアウト、ねこだまし、とんぼがえり@バンジのみ/いかく】
202-135-113-90-154-80 (H252,B20,D238 しんちょう)
D:11n調整
正直この枠は最後まで迷いました。ピッピ、モロバレル、ツンデツンデなどいろいろなポケモンを試しましたがどれもしっくりせず結局ルナアーラを相手できるという理由でガオガエンで落ち着きました。今思えばルナオーガとだいぶ当たったので、持ち物はガオガエンZでもよかったかなと思いました。ムーンシリーズ初期はガオガエンZを持たせていたのですが、3Z構築を嫌ってピンチベリーに逃げました。
霊獣ランドロス
【じしん、そらをとぶ、とんぼがえり、まもる@ヒコウZ/いかく】
165-181-110-×-132-143 (H4,D252,S252)
HD:ひかえめゼルネアス(C201)のC+2ダブルダメージマジカルシャイン確定耐え
S:準速カイオーガ(S142)意識の準速
草タイプやグラードンを担当します。ランドロス単体という意味では地面Zやスカーフの方が強いですが、通りの良いヒコウZは魅力的でした。ただし、ヒコウZを撃ったあとの動かしにくさをどうにかするべきでした。
◇ なぜ勝てなかったのか
長くなりましたが、ここからが本記事のメインになります。自分なりに勝てなかった理由を考えました。
①練習不足
今回コケコライチュウはムーンシリーズ初期から使い続け、色々な動きを試し選出等もある程度固まっていました。レート戦でも勝てるようになり、自信がついてきていましたがそれでも対戦経験不足です。「練習した気」になっていました。
立ち回りや選出の考察、バトルビデオを使っての負けた試合の分析、フレ戦などまだまだやるべきことがたくさんありました。やはり強い方々に比べれば研究している時間が足りないです。今後は練習量も意識していきたいと思います。朝から晩までポケモンに触れているぐらいのつもりでやりたいと思います。
②「手段」が「目的」になっていた
そもそもコケコライチュウはゼルネオーガを通す手段として採用したポケモンです。それがいつしか「どうやってコケコライチュウで勝つか」を目指して研究していたように感じます。使っていて楽しいパーティーでしたが、自分でアローラライチュウを使っていることに酔っているような感じになってしまいました。今回の目的は「ゼルネオーガで勝つこと」です。そのためのコケコライチュウという「手段」です。今後はしっかりと最終的な目的を考えて構築を組んでいくようにしたいと思います。
③トップメタへの解答がない
ムーンルールのトップメタはグラゼルネとルナオーガと考えていました。その2構築を相手していくと考えるとこの構築では厳しいです。そもそもグラードンに弱いコケコライチュウ自体厳しかったのだと思います。グラードンにはランドロスで、ルナオーガにはコケコライチュウで、といった感じで曖昧な考えしかなかったので、明確に立ち回りを考えていく必要があります。コケコで吠えたあとどう動くか、アロライZで麻痺にしたあとどうするか、この辺りまでしっかりと考察していく必要がありました。
◇ ウルトラシリーズに向けて
今回は自分なりに精一杯やったINCでしたが、ひどい結果に終わりました。今回の反省をしっかり生かしてウルトラシリーズに励みます。今までで一番モチベーションが高いので、色々な構築に触れながら上位を目指していきたいと思います。
長文になりましたが、読んでいただきありがとうございました!予選抜け目指している方お互い頑張りましょう。